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10
2011

ALL ABOUT Calligraphy

ALL ABOUT techniques in Calligraphy
                                      An indispensable manual for artists and hobbyists
                                             (BARRON'S)
All About Techniques in Calligraphy/著者不明
¥2,446
Amazon.co.jp
(2011年10月10日現在 アマゾンでは2163円で販売されています)


この本は書体の解説本というよりは、文字の歴史、道具の説明などが好きな人向きの本です。
私のように道具好き、ウンチク?好きにとってはとても楽しめる本です。

Rosetta Stoneに描かれている文字(象形文字など)や、中国の文字の歴史、アラビア文字ヘブライ文字、ヒンズー文字などあらゆる文字についての説明。
あまり英語のアルファベット以外に触れる機会がないので、これはとても興味深かったです。

道具の説明にいたっては、石に文字を彫るのみから、エジプトで使われた葦ペン、ヨーロッパで使われた羽ペン、現在使われている金属のペン、中国の筆、絵画用の筆、万年筆などありとあらゆる「文字を書くための道具」が紹介されています。これは本当に見事でした。
(ちなみに万年筆の紹介で使われている万年筆がモンブランのヘミングウェイだったことにはびっくり!きちんとこだわった道具で説明してくれています!)
さらに、烏口やマスカラブラシ、スポイトまで文字を描く?道具として紹介しているのはすごいと思いました。

インクや紙についてもあらゆるものを紹介してくれていて面白いです。

文字バランスにいたっては、ダヴィンチの黄金比まででてきていて論理的に理解したい人にはいいのかも。

文字の書き方の説明はも普通一般的な本で取り上げられる書体でなく、歴史的に意味の大きい文字、ローマンキャピタルやゴシックなどの文字の書き方が紹介されています。これらの文字については実際にペンで書いているところを大きな写真で説明されているので、これも文字の書き方を論理的に知りたい人には面白く見ることができると思います。
カリグラフィーはできないけれど、文字の歴史やカリグラフィーの文字に興味のある人にとってはとても興味深い記事がたくさん掲載されています。文字の書き方の写真も、
「こういうペンでこういう角度で書くからこういう文字になるんだ!」
というのが一目瞭然だと思います。

オールカラーでわかりやすく盛りだくさんの本です。
1冊でカリグラフィーの百科事典のような。(大げさかな?)

終わりのほうには、カリグラフィーの文字をPCに取り込んで加工することも紹介されていて、歴史的な本としては現代の文字文化までに触れられています。

もちろんカリグラファーにとっても参考になる記事はたくさん掲載されています。
文字の書き方の技法書ではないですが、歴史や道具をいろいろ知ることができる面白い本でしょう。








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