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01
2014

クルミインク(Walnut Ink)を手作りしました♪

Harvestさんのオンラインクラスで知り合った、ジョージア州に住むDebbieさんが送ってきてくださったクルミを使ってインクを作りました。Debbieさんの住む家の近くにはクルミの木がたくさんあるそうで、シーズンにはたくさんのクルミの実が落ちているそうです。もうすでにシーズンが終わっていたのですが、「送ってほしい」とお願いしたら、たくさん拾って送ってきてくれました。
朝拾って、その日のうちに発送してくれたようです。優しいDebbieさんに感謝です。

さて、せっかくクルミインクを作ったので、その製作過程をご紹介。今回は、伝統的な 没食子インク(Iron Gall Ink )の作り方に近い製法です。没食子の代わりにクルミを使って作りました。もしクルミの実が手に入ったらぜひ手作りしてみてください。私はカリグラフィーのインク用に作りましたが、用途としては毛糸を染めたり、布を染めたり、和紙(木炭紙でもいいかも?)を染めたりにも使えます。


【用意するもの】
・クルミの実 (いわゆるクルミの種にあたる硬い殻やその中身の食べるところではなく、その種を覆う実の部分です←言葉で説明が難しいので、のちほどイラストを載せます。)
・水(できれば精製水)
・錆びたクギなど、錆びた鉄くず
・ガムアラビック(できれば粉末のもの)
・クローブ(ホールタイプ、あれば。なくてもOK)
・不織布
・ストッキングなど目の細かいもの
・アルコール
・鍋
・ゴム手袋
・ボールなど

11012014-01.jpg


クルミの実は、本来は緑色なのですが、時間がたつとだんだん黒っぽくなります。この黒っぽくなった位のものの方がいいインクができるそうです。

クローブは、クルミを煮ているときのニオイを和らげる意味があるようです。その他、殺菌、防腐作用もあるそうです。

ガムアラビック1に対し、ぬるま湯9の割合で溶かしておきます。少量で大丈夫。



【作り方】
1.材料のうち、クルミの実、錆びた鉄くず、クローブを鍋に入れる。

11012014-02.jpg




2.クルミの実がかぶるくらいのお水(できれば精製水)を入れる。量はあまり厳密に考えなくても大丈夫。もし足りなければ途中で足すこともできるし、多過ぎたら火を通して水分を蒸発させればOKなのです。そのまま30分から1時間漬けておきます。これだけでもお水に少し色がつきます。


3.ここから火をつけます。とろ火でコトコト、沸騰させないように2〜3時間煮ます。底が焦げ付かないようにときどきかき混ぜて・・・

11012014-03.jpg


こんな感じにだいぶ濃い色が出てきています。混ぜるときに木べらを使うと、思いっきり茶色い色に染まってしまうので注意してください。


4.2〜3時間煮たら、よりクルミのインク成分(タンニン?)が水に溶け出すように、数時間〜一晩そのまま置いておきます。私は5〜6時間置いておきました。いったんザルなどで濾して、クルミの実の部分と、液体の部分を分けます。

11012014-031.jpg
簡単に漉しただけのインク部分



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煮だしたクルミ



5.4で取り出したクルミ部分には濃厚なインク成分が含まれているので、これを絞り切ります。種の部分を取り除いて、不織布に少しずつのせて、絞ります。このとき、必ずビニール手袋をしてください。そうしないと手がくるみインクで染まります・・・そしてしばらく色が取れません。(古代ではクルミインクで囚人の手を染め、目印にしていたことがあるとか・・・)

11012014-05.jpg


11012014-06.jpg



6.この段階でインクの色をチェック。ちょうどいい色〜濃すぎる場合はそのままでOK。使うときに薄めて使えます。もし薄過ぎたらもう少し煮詰めたほうがいいです。とろ火で水分を蒸発させるように煮てください。私の場合は最初の水が多すぎたので、ここでさらに1時間ほど煮詰めて濃くしました。少し濃いくらいのほうが使いやすいかもしれません。使うときに水を混ぜて薄くして使うこともでできるので色を楽しめます。

希望の濃さになって、インクが冷めたら、様子を見つついくらか、あらかじめ溶かしておいたガムアラビックを混ぜます。この時入れ過ぎないように。心配であれば、使うときに入れればいいのでここでガムアラビックを足さなくても大丈夫です。足りなければ後からいつでも(使う時にでも用途に合わせて)足せますが、入れ過ぎたら取り除くことができません。


7.インクをもっと目の細かいもので数回漉します。ナイロンストキングや、チーズクロスを使うといいでしょう。私は使っていない目の細かいコーヒー用フィルターがあったのでそれで漉しました。

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4〜5回漉しました。



8.煮沸消毒したボトルに入れます。この時、カビ防止のためにアルコールを5%程度ほど混ぜるといいようです。(私は1つのボトルはアルコール、もう1つのボトルは化学薬品の防腐剤を入れてみました)

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以上で完成です。ちょっと時間はかかるけれど簡単でしょう?簡単に手作りインクができるなんてちょっと嬉しいですよね。ジョージア州産地直送クルミでできたクルミインクの完成です。今回、全部で約600ccのインクができあがりました。でも、これ・・・こんなに使いきれるのかしら・・・


そして早速試し書き。今回色のついた大きいボトルに入れてしまったので、とりあえず色が見やすく、使いやすいよう小さな透明のインク瓶に移して・・・

11012014-13.jpg



11012014-12.jpg


偶然ですが、このクルミインクの入ったインク瓶の土台の木がクルミの木、そして、この写真に写っているライティングデスクの素材もクルミの木でした。(ペンホルダーだけ異なる木でした・・・)

ポインテッドニブでもにじまず、くっきり書くことができました♪


Debbieさんありがとうございましたっ!





****おまけ****

写真を撮っていたらお約束のソナタチェックです。
11012014-10.jpg
クンクン・・・なんだこりゃ?おいしいもの??


11012014-11.jpg
う〜〜ん、一体なんだろう・・・






サンフランシスコ近郊、East Bay Area の自宅でカリグラフィー教室を開いています。また、ご依頼に応じて宛名書き、カード作り、記念ボード作りも承っております。興味のある方ぜひお問い合わせくださいませ。


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